"Yes man"しか使えないようでは組織がだめになる!
この問題は2001/4/1に始めた旧サイトのコンテンツ「ムッシュの言いたい放題」で関連する内容を書いていたと思うが、改めて感じさせる出来事がメディアを含めて多いので身近な事として書いてみよう。
【大企業】
経営者及び幹部管理職は「会社発展」の為あらゆるビジョン、施策をスタッフに伝達する。
少なくとも個人のお金儲けと言う発想はほとんどないでしょう。
その代わり、出世、名誉みたいな個人目標が心のどこかに存在しているでしょう。
そのための組織作りをやる。但し、独裁では会社は回らないようになっているのでスタッフの意見から決断をする。いえ、方針を出してその手段を部下に指示したのですから余程の事がない限り直下の部下の提案が通るでしょう。
これは大臣と官僚の構図と同じように思う。
”保身”が働くのでここで部下や組織には「Yes man」で固めてしまう。
自分が去った後も当時の肩書きで、更には天下り先を考える輩ばかりになる。
これらと違う人種はその前に自らの働き先を見つけて、スカウトされて新たな一歩を歩いて行く。
【中小企業】
全ての役員が同族で成り立っている場合は「経営者一族」が豊かになることが第一で”金儲け”が前面に出る。悪く言えば利益は一族に吸い上げる、止む得ない事ですが・・・。
どんなことを言っても最終的には経営者の独裁でことが決まってしまう。
スタッフも経営者に気に入られようとする行為が顕著である。
そう言う人間は可愛がられる。「会社経営に必要」と言うものさしより、言うことを聞く「Yes man」を重宝する傾向が強い。
特に経営者の奥方がしゃしゃり出てスタッフの批判をすることがあり、これを押えられない。
実はここが一番厄介で、スタッフも奥方に対していい子になる傾向がある。仕事も出来ず、せずに居る類に限ってここら辺の空気を読むことと鼻は効く。
次から次へと出てくる食品偽装の会社は上記「金儲け」と「身内論理」の最たるものでしょう。
将棋の駒は「王将」以下それぞれの役割が明確です。まずはこれを原点に考えませんか?その上で人間の”情””ファジィ”な心が役割との間を補完するユニバーサルジョイントとして使いましょう。
くれぐれも「Yes man」ばかりを可愛がっていると組織は破滅しますよ。特に、これから景気が右肩下がりになると雪崩のように崩れていきますよ。
何故かって!簡単でしょう!経営者は「Yes man」しか見ていないから、「Yes man」は経営者の顔色しか見ていないから、お客様の変化、トレンドの変化を感じ取れないからですよ。
そんな中でもムッシュのクライアントのAさんは30代ですが、いつも目線が現状と未来なんですね。(頑張ったらそれを形で評価してあげる、前述の身内論理が働いて中々出来ない事をやられているんですね。)
そんな方からお仕事をいただいたり、相談をされたりしてこちらが育てていただいているように思います。
儲けたら、未来と人に投資を一部でもいいから回しましょう、特に「人」へ!
中小企業のスタッフには物心共に目標がなさ過ぎる。いえ、持たせないのではないでしょうか?
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コメント
ムッシュさん、胸の透くような内容ですね。まったく同感いたします。
とは言っても、後者で取り扱われた「同族経営」の小さな企業に奉する小生であります。大凡「Yes man」とかけ離れた存在に、親会社出向10年余りの処遇は妥当な線かもしれません。いわば「帰るところなし」です。
またこういう輩は逃げ足が速いのが特徴ですね。責任転嫁の業は目を見張るものがあります。小生如きがもがけば、自らの首を絞める帰結に持ってゆく。さすがです。
目下「大人の付き合い」ってんでしょうか、余計なことは口をつぐめば、丸くは収まることを覚えて、まあその辺で禄を噛んでおります。
トラッド路線でお会いした面々に、ここで言う「Yes man」らしき輩が居ない事は、せめてもの救いかと思う今日この頃です。
投稿: アメトラ雅 | 2008年9月19日 (金) 21時02分
>アメトラ雅さん
ご無沙汰しております。
最近思うのですが、H社にいた時には気付かなかった「横柄な態度」での組織生活、自分の主張が正しいといって憚らない、こんな状況でいられた自分が普通だと思っていた自分のわがままに最近ようやく気がついた次第です。
いろんな意味で実生活では苦しい事ばかりですが、上記環境では経験できないかけがいのない宝を神様が授けて下さったと思うようにしています。
知らない世界を自らの手で、足で感じ取れたのはありがたいことです。
”人を育てる”これが小生の社会貢献?ちょっと大げさですが…。
ここのブログは見方によって誤解を招きかねないのでネタも慎重に、
でも今回はかなり過激的でしたね。
投稿: ムッシュ | 2008年9月19日 (金) 22時31分